【誰でもできる】合否に影響する面接時の視線の合わせ方

視線の合わせ方

面接のときに「どこに(誰に)視線を合わせればいいのか分からない」と悩んだことありませんか?

面接対策本を読むと「ネクタイを見るといい」というようなことが書かれていますが、それは間違いです。

基本的に視線は「面接官の目」です。

ただし、だからと言って最初から最後までひたすら面接官の目を見ていればいいというものでもありません。

今回は、面接官と視線を合わせるコツなど、面接で好印象を与えるためのテクニックを紹介したいと思います。

面接時の視線は面接官の目を見る

視線は基本は面接官の目を見るようにしましょう。

コミュニケーションにおいて視線を合わせることは基本です。

アイコンタクトですね。

視線を合わせることで「私は今、あなたと話をしていますよ」というあなたの意思を面接官に伝えることができます。

また、アイコンタクトは会話をする相手の第一印象を左右する大切な行動でもあります。

「噂の心理学」という書籍で注目を集めたアメリカの心理学者ロバート H ナップ氏は「人はどこから他人の第一印象を判断するのか?」について次のような実験を行いました。

  1. お互いに目隠しをしたまま、握手するグループ(身体接触だけグループ)
  2. お互いに目隠しをしたまま、世間話をするグループ(会話だけグループ)
  3. 目隠しをはずして、目を合わせるだけのグループ(視覚だけグループ)

この中で一番相手の印象を感じ取ったのは3番の目隠しをはずして、目を合わせるだけのグループ(視覚だけグループ)でした。

被験者たちは目隠しを外して、話すことも触れることもなくただ目を見あうだけ。

にもかかわらず、握手をするだけのグループや目隠しをしたまま世間話をするだけのグループよりも相手の印象を強く感じたという実験結果が出たそうです。

何も話してもいないのに「やる気がありそうな人だと感じた」「元気のない人に見えた」「面白そうな人だと思う」などなど。そしてまったく接触もしていないのに「健康そう」「力強い感じがした」など。その正否はともかく、たくさんの印象形成がなされることがわかりました。

つまり、視線を合わせることで、あなたの熱意などの印象を面接官に強く与えることができるということですね。

逆に視線を合わせずに話をしていると、熱意を伝えることができません。

「熱意とか精神論でしょ?」という人もいます。

面接を受ける人はあなた一人ではありません。

もしかしたらあなたのほかにももう一人採用してもいいと考えている人がいるとします。

では、最終的にどちらを採用しますか?

視線はネクタイの結び目を見る?

ネクタイ

面接対策の書籍やサイトを見ると、「視線はネクタイの結び目を見ましょう」というようなことが書かれています。

あれは半分正解で半分間違いです。

基本は視線は面接官の目を見るようにしましょう。

しかし、最初から最後まで目を見ているとさすがに面接官も疲れてしまいます(それだけ視線を合わせることにパワーがあるということですね)。

そのため、時々視線を外す必要がありますが、その時に視線を外す先としてネクタイの結び目があります。

詳しくは後述していますので、参考にしてください。

面接官は敵ではない

敵ではない

視線は面接時の採点ポイントになります。

相手の目を見て話せる人は、話の内容に信頼感がある上に、熱意を感じることができます。

相手の目を見て話すということは当たり前のように感じるかもしれませんが、実際に何十人と面接をしていると、ほとんど視線を合わせない応募者の方がたくさんいます。

なぜ目を合わせて話すことができないのでしょうか?

それは緊張もあると思いますが、面接官に対して「敵意」を持っている場合が多いと感じています。

なぜ面接官に対して敵意を持ってしまうのでしょうか?

それは、回答に自信がないので深く追求してほしくないからです。

特に、質問に対する回答内容が本心でなかったり、本やネットで見つけたサンプル回答をそのまま話したりする場合ですね。

文章だけを真似しても、ちょっと突っ込まれるとすぐにボロが出ます。

ゆえに、「面接官は自分のボロを出させようとするひどい人だ」という印象があるのでしょうね。

でもね、面接官はあなたの敵ではないんですよ。

決してボロを出させようとして突っ込んだ質問をするのではありません。

あなたの回答にちょっと物足りなさを感じたり、質問に対する回答出なかった場合に、あなたの魅力を引き出したい、正しい回答への導きたいという気持ちから突っ込んだ質問をします。

なぜなら、面接官はあなたを落とそうと思って面接をしているのではなく、あなたを採用したいと思って面接を指定のです。

中途採用は欠員が出たり、事業規模を大きくしようとしたりと理由は様々ですが、確実に言えることは「必要だから募集を出している」ということです。

そして、あなたは数ある応募書類から「この人なら面接しても大丈夫」と選び抜かれた人なんです。

そんなあなたを落とそうとするわけがありませんよね?

面接官はあなたを採用したいと思っている「あなたの味方」です。

面接官はあなたの敵ではありませんので、あなたのすべてをさらけ出すためにも、しっかりと視線を合わせて会話をするようにしましょう。

二つの「視線を合わせる」方法

「視線を合わせる」と言っても、ただ目を見ればいいというものではありません。

視線を合わせるという動作には2種類あります。

  1. 目を凝視する方法
  2. 目を中心に顔全体を見る方法

この2つの方法を状況に応じて使い分けていきます。

具体的な使い分けについては後述しますが、ここではどのような違いがあるのかを紹介します。

1.目を凝視する方法

相手の目、具体的には「黒目」をグッと凝視する方法です(上記の絵はちょっと極端ですが・・・)。

実際に試してみると分かると思いますが、黒目を凝視するとその周りのパーツはボヤけるような感じになり、黒目だけが視界に入ると思います。

その状態が「目を凝視する」という状態ですね。

目を凝視すると、相手も「自分を見られている」という感覚が非常に強くなります。

試しに、友達や家族で突然目を凝視してみてください。

相手はハッととなり「え?なに?」という反応が返ってくると思います。

それだけあなたが相手に「何かを伝えたい」という意思が伝わるわけですね。

2.目を中心に顔全体を見る方法

今度は目を凝視するのではなく、目を中心に顔全体を見るようにします。

目を凝視するのとは違い、顔全体にピントが合い視界が広く感じると思います。

相手からは「私を見ている」という感覚はありますが、凝視したときのように「強く感じる」というほどのものではありません。

会話をしている時に「私に対して話しかけているんだな」と感じる程度ですね。

一般的に「面接時は相手の目を見ましょう」とは言われていますが、ここまで深く追求しているのは私だけではないでしょうか?

なにか宗教チックな話にも聞こえるかもしれませんが、面接以外にも商談などにも使える大切なテクニックですので、ぜひ参考にしてみてください

時々視線を外すことも大切

終始面接官の目を見続けるのではなく、時々視線を外すことも大切です。

視線を外すといっても、まったく関係のないところを見るということではありません。

それはただの「よそ見」」です。

大きく目を外すのは、たまにならいいですが、頻繁に大きく外してしまうと、よそ見をしていると思われてしまいます。

ここで言う視線を外すというのは、口元や襟元などを見るなどごくわずかですが視線を外すということです。

外すタイミングですが、私がおすすめしているのは10秒から20秒に1回2秒程度視線を外す方法です。

毎回決まったリズムで視線を外すのも不自然ですので、10秒から20秒というようにランダムに外す時間をずらしましょう。

あまたの中で時間をカウントするのは不可能ですので、ご家族や友達に協力してもらい、練習するようにするとすぐに自然にできるようになります。

目を凝視したいタイミング

目を凝視する

前節で目を凝視すると相手にアピールすることができると書きました。

そこで、どのようなタイミングで目を凝視すればいいのかを紹介します。

  • 質問を聞く時の最初の3秒間
  • 回答で結論を話すとき
  • 大きく視線を外した後
  • 視線を合わせる人を変えた後の3秒間
  • 挨拶をするとき

質問を聞く時の最初の3秒間

面接時に一番やってはいけないことは、話をしている相手の目を見ないということです。

コミュニケーションの基本はアイコンタクトです。

話をする側は、話し相手の目を見ることで「あなたに話しかけていますよ」という意思を示し、話を聞く側は相手の目を見ることで「あなたの話しを聞いていますよ」という意思を示します。

あ互いにその意思が一致することでコミュニケーションが成立します。

その時に、目を合わせないということは、コミュニケーションを放棄したことになってしまいます。

これは相手にとって失礼なことでもありますし、コミュニケーションが取れないと判断されてしまいます。

特に未経験者の中途採用の場合は、社会人としての基本スキルである「コミュニケーション能力」が重視されますので、コミュニケーション能力が足りないと判断されるということは、不合格を意味します。

話しをしている相手の目を見るのは当然ですが、話し始めてから3秒間ぐらい相手の目を凝視することで、「あなたの話を聞いていますよ」という印象を強烈に与えることができます。

3秒間というのは私の経験上ですが、3秒過ぎたら凝視するのをやめて、目を中心に顔全体を見るようにしましょう。

本人はそのつもりがなく、質問にどのように答えようかと考えるために視線を合わせないという方もいます。

斜め上を見たり、自分の手を見たりと人それぞれですが、無意識のうちに視線をそらしてしまう方もいます。

自分では気が付かないこともありますので、友達や家族に面接官役になってもらい、自分の癖を確認してもらうようにしましょう。

回答で結論を話すとき

質問に対して回答するとき、特に結論やそのポイントとなることを話すときに凝視するようにします。

顔全体を見る、時々視線を外す、目を凝視するというように「緩急」をつけることで回答で一番相手に伝えたいポイントをアピールすることもテクニックのひとつです。

質問に対しての回答は「結論→理由→具体例」という流れが基本です。

この中でもっとも重要なのは「結論」です。

後の理由や具体例は結論に厚みをつけるためのものですね。

つまり、結論を話すときにあなたの情熱を相手にぶつける必要があります。

そのテクニックのひとつとして結論を話すときに相手の目を凝視することは非常に有効になります。

大きく視線を外した後

さすがに最初から最後までずっと面接官を見続けることは難しいでしょう。

無意識のうちに大きく視線を外してしまうこともあると思います。

もし大きく視線を外してしまった場合、そのあとは3秒ほど目を凝視するようにします。

視線を大きく外した後に、目が泳いだようにキョロキョロとしてしまうと、集中力が切れてきたと判断されてしまいます。

面接官も全身全霊を掛けて面接に挑んでいます。

にもかかわらず、相手の集中力が切れて興味が薄れてしまったと感じ取られてしまうと、相手に対する印象も悪くなってしまいます。

視線を合わせる人を変えた後の3秒間

面接官が複数人いる場合、基本は話をしている相手に対して視線を向けます。

その時に、視線を合わせる人を変えた時に3秒間ほど目を凝視します。

そうすることで「あなたの話しをしっかりと聞いていますよ」という印象を相手に与えることができます。

前項でも書きましたが、面接官はあなたを落とそうとする「敵」ではなく、あなたを採用したいと思っている「味方」です。

面接官もあなたに対して「興味津々」ですので、あなたに話を聞いてほしくて話をしています。

その時に、なんとなく話を聞いていると「興味がないのかな?」と消極的というイメージがついてしまうことも。

しっかりと相手の目を凝視して相手を意識することで、「積極性」をアピールすることができます。

挨拶をするとき

挨拶をするときは、しっかりと目を凝視しましょう。

中途採用の面接の場合、新卒採用の面接のように「儀式的な堅苦しさ」はなく、意外とフレンドリーな雰囲気で行われることが多いです。

その為、ついつい相手の雰囲気にのまれてしまって挨拶などがおろそかになってしまう場合もあります。

しかし、面接官はそういう雰囲気の中でも挨拶がしっかりとできているかチェックをしています。

チェックするのは新卒面接のような「ビジネスマナーが身についているか?」ではありません。

中途採用では「初対面の人に対して、即座にコミュニケーションが取れる姿勢があるかどうか?」という観点でチェックされます。

初対面の人に対して即座にコミュニケーションが取れるというのは、業務を遂行していく上で非常に重要なスキルです。

このブログでは何度も紹介していますが、たとえ未経験領域での転職であったとしても、社会人としては即戦力としての振る舞いが求められます。

新卒新人であれば多少受け身的なコミュニケーションでも許されますが、即戦力の中途採用新人ではそれは許されません。

自分から積極的にコミュニケーションを取っていくことが必要になります。

面接では、「挨拶」という場面からそのようなスキルが身についているかどうかがチェックされるということですね。

面接のときに、視線も合わせずに小さな声であいさつをしていると「この人はコミュニケーションをとれるのか?」と不安になってしまいます。

また、同時に「積極性がない」とも判断されてしまう可能性があります。

面接という短い時間の中で、あなたという人物を相手に売り込む必要があります。

それは面接の挨拶から始まっています。

挨拶の段階からグイグイと相手の懐に入っていくことで「積極的」というイメージを与えることができます。

面接官が複数人いるときは誰に合わせる?

服装
服装

面接は1対1で行われる場合もあれば、あなた1人に対して複数人で行われる場合もあります。

1対1であれば、視線を合わせる対象は1人だけですので迷うことはりません。

しかし、相手が複数人の場合は、誰に視線を合わせたらいいのか悩んでしまうこともあります。

状況に応じて視線を合わせる相手が異なりますので、状況別に紹介します。

自己紹介などをするとき|全員に万遍なく合わせる

自己紹介や挨拶をするときは、できるだけ全員に目を合わせるようにします。

この場合は、相手の目を凝視するのではなく目を中心に顔全体を見るようにし、ススっと視線を動かしていきます。

資料などを見ていて、あなたを見ていない人もいると思いますが、その場合は視線を合わせる必要はありません。

ただし、あなたを見ている場合はしっかりを視線を合わせるようにしましょう。

また、どうしても両サイドの人に対して視線を合わせる時間が短くなってしまいがちになります。

一般的には真ん中の方が役職が高い人が座りますので、キーマンとなる人を中心に視線を合わせた方がいいという方もいますが、私は全員万遍なく視線を合わせた方がいいと思います。

質問に答えるとき|80%は質問者、20%はほかの人に合わせる

質問に答える時は、80%は質問した人に対して視線を合わせるようにしましょう。

ただし、ずっと質問者だけを見るのではなく、20%はほかの人にも視線を合わせるようにします。

ポイントは「結論などの重要なワードを話すときは質問者に視線を合わせる」ということです。

重要なキーワードを話している時に、質問をした人以外の人に視線を合わせていると「私が聞いているんだけど・・・」と思われてしまいます。

1人の人に視線を集中させるのは、周りの人に良くない印象を与えるのでは?と心配される方もいます。

ビジネスでは質問した人にたいして答えるのは基本ですので、そういう印象を与えることはありませんので大丈夫です。

ただし、冒頭にも書きましたが、20%は質問した人以外にも万遍なく視線を合わせるということは忘れないようにしてください。

質問を聞く時|質問している人に合わせる

質問を聞く時は質問をしている人に視線を合わせます。

この時にほかの人の目を見ていると、話をきちんと聞いていないと思われてしまいます。

もしその状態で、質問に対して少しずれた回答をしてしまうと「話を聞いていない」と確実に判断されてしまいます。

質問する人が常に同じ人|70%質問者、30%他の人

相手が複数人いても、質問をする人はずっと同じ人という場合もあります。

その場合は、質問をしている人に対して70%、そのほかの人に対して30%視線を合わせるようにしましょう。

質問する人が常に同じでも、合否を決めるのはそこにいるすべての人になります。

質問をしてくる人がキーマンとは限りません。

質問をしてこない人に対してもあなたの熱意を伝えるためには、しっかりと視線を合わせるようにすることが大切です。

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