転職面接は流れを知らなければ勝ち残れない

転職の流れを知る

面接が終わった後に「あれを言い忘れてた・・・」と後悔したり、逆にあれもこれもと言いたいことを詰め込み過ぎて、結局何が言いたかったのかわからなくなってしまうという残念な面接を経験した人も多いと思います。

転職の面接には「流れ」があることをご存じでしょうか?

面接の流れをしっかりと把握しておくだけで、このような失敗を防ぐことができるようになります。

この記事で解決できる悩み
  • 面接の流れが分からないので不安
  • 準備してきたアピールが言えなかった
  • 話が発散してしまい、何が言いたいのか分からなくなってしまう

私は面接官として200人以上の方の転職面接を担当してきた経験を活かし、現在は転職エージェントとして転職活動をする人のサポートをしています。

サポートする中で重要視しているのが「面接の流れ」です。

面接官だってただの人ですから、1つの質問でいくつもの意図を盛り込んで話を聞くことなんてできません。

だから「ここではこれを聞こう」というように、順番を追って応募者の方のいいところを聞き出そうとしています。

でも、応募者の方はそんなこと知りませんから、1つの質問に対してあれもこれもといろんなアピールを詰め込んでしまうので、結果として「結局質問の答えは何だったのか?」となってしまうわけですね。

逆に、絶好のアピールチャンスなのに、アピールできずに不完全燃焼で終わってしまいます。

面接に流れがあることは、何度か面接を経験することで、理解できるようになりますが、後から気が付いても手遅れですよね?

そこで、初めて転職面接を経験する人に、面接の流れをアドバイスするようになってから、採用率がグッと高くなった実績があります。

面接に必要なのは、限られた時間の中であなたのすべてをアピールするためのテクニックです。

テクニックがなければ面接に勝つことはできません。

5分ほどで読める内容となっていますので、ぜひ参考にしていただき、面接に勝てるようにしましょう!!

面接の流れをを知ることのメリット

面接の流れを知ることで、次のようなメリットがあります。

  • 適材適所な回答をすることができる
  • アピールしたいところでアピールできる

適材適所な回答をすることができる

面接の質問には必ず意図があります。

面接の流れを知るこは、質問の意図を知ることに繋がりますので、意図に沿った適材適所な回答をすることができるようになります。

面接の中で一番やってはいけないことは「聞いてもいないことをダラダラとしゃべり続ける」ということです。

例えば「なぜ弊社に応募したのですか?」という質問には「仕事も応募条件も似たような求人はたくさんあるのに、なぜあなたはこの会社を選んだのか?」が知りたいというのが質問の意図ですね。

ですので、回答としては最初に結論として「私は〇〇なので御社に応募しました。なぜなら□□だからです」と答えられればOKです。

例えばカメラが趣味の人に「なぜそのカメラを選んだのか?」と聞くと、「このメーカーのセンサーは優秀で」とか「この機種のこの機能が」というように、その機種を選んだ理由を教えてくれますよね?

逆に「私はね、子供のころに父親に連れて行ってもらった写真展で見た写真に感動して・・・」と語りだしても「それは写真を趣味にした理由で、カメラを選んだ理由じゃないよね」ってなりますよね?

普通の会話ならこんな間違いはしないと思います。

しかし、不思議なことに面接ではこのような間違いを当たり前のようにしてしまうのです。

面接でも「なぜ弊社を選んだのか?」という理由を聞きたいのに、「なぜこの業種をえらんだのか」ということを力説する人が結構な割合でいます。

業種の話しをするのであれば、結論もそこに着地できればいいのですが、無理やり「弊社を選んだ理由」に持っていこうとするので、最終的に「結局何が言いたかったのか?」となってしまうわけですね。

アピールしたいところでアピールできる

面接の流れを知っておくことで、アピールすべきところでしっかりとアピールできるようになります。

事前に「私はこのような業務の成果を出してきました」というようなアピールポイントをいくつか準備してくると思います。

しかし、面接の中でいつそれをアピールしていいのか分からず、結局最後までアピールできずに終わってしまうことも少なくなりません。

でも、面接の中には必ず業務の経験などを聞く場面がありますので、そこでアピールをねじ込むこととができます。

面接の流れを知っておけば、「今は業務の経験を聞かれているんだな」と分かるようになりますので、アピールするタイミングを逃すことは少なくなります。

ちなみに、もしアピールし忘れてしまっていても、面接の終わりには「最後に何か質問などありますか?」と聞かれますので、そこで「先ほど言いそびれてしまったのですが・・・」と話をするのはOKです。

実際に私が面接をした方で、当初はあまりいい印象ではなかったのですが、最後に「お時間まだ大丈夫でしょうか?」と話を切り出して、その話で盛り上がって最終的に採用になった方もいます。

一般的な面接の流れ

一般的な面接の流れを紹介します。

企業により順番が前後することはありますが、大まかな流れは変わらないと思います。

各項目ごとに、面接官が何をチェックしたいのかポイントも紹介しますので、参考にしてください。

受付から入室
チェックされるポイント
  • 時間は守れているか?
  • 服装に大きな乱れはないか?
  • 受付や待機時に社会人としてのマナーが出来ているか?

ここでは、社会人として当たり前な立ち振る舞いやマナーがチェックされます。

新卒採用のとはちがい、中途採用の場合はある程度社会人経験がありますので、基本的なマナーは身についているのが当たり前として、新規採用の面接ほどビジネスマナーについてのチェックはしないことが多いです。

その代わり、ノックもせずに入室したり、待機時にスマホをいじっているなど当たり前のマナーが出来ていたい場合はかなりのマイナスイメージとなりますので注意しましょう。

どんなに仕事ができても、常識がない人とは一緒に仕事したいと思いませんからね。

特に近年ではスマホを使って自分が書いた履歴書や業務経歴書をチェックする人が多くなってきていますが、周りから見れば真面目にチェックしているのか、ただゲームで遊んでいるだけなのか区別がつきません。

余計な誤解を受けないためには、スマホなどは使用せずに、紙に印刷してファイリングしたものを見るなど対策をしたほうがいいでしょう。

雑談などの導入
チェックされるポイント
  • 会話のキャッチボールができるか?
質問例
  • 会社の場所はすぐに変わりましたか?などの雑談
  • 気候的な質問
  • 担当者の自己紹介

いきなり本題に入る企業もありますが、多くの場合は応募者の緊張をほぐすために雑談からはいる場合が多いです。

ただし、雑談と言ってもあなたのチェックはすでに始まっています。

ここでは、あなたがしっかりとコミュニケーションがとれるかどうかのチェックが行われます

例えば、話すときは相手の目を見て話すことができるか?とか、はっきりとした声で話ができるか?などですね。

特に中途採用の場合は、できる限り早く会社や職場になじんでもらい、戦力として活躍することが求められます。

それに必要な能力が「コミュニケーション能力」です。

「初々しくていいね」とコミュニケーション能力が多少なくても許されるのは新卒だけですので、気をつけましょう。

雑談でも質問に対しては「はい」とか一言で終わらせずに、例えば「会社の場所はすぐに分かりましたか?」という質問に対して「はい、大丈夫でした。実はこの辺は初めてなので心配でしたが、GoogleMapで確認しておいたのでスムーズに来れました」というように、結論とその理由まで答えられると面接官の印象も変わりますね。

些細なことですが、こういう小さなポイントの積み重ねが大切になります。

ここで面接担当者の自己紹介が行われる場合もあります。

自己紹介が行われた場合は、これがあなたが行う自己紹介に繋がる重要なポイントになります。

担当者の自己紹介は、裏を返せばあなたの自己紹介に求めていることが語られるからです。

どのような視点で自己紹介をしているのかをしっかりとチェックして、あなたが自己紹介をするときはそのポイントを盛り込むようにしましょう。

会社紹介
チェックされるポイント
  • 会社をしっかりと知ってくれているか?

省略される場合もありますが、ここで企業の紹介が行われます。

事前に企業の研究をするのは基本ですので、すでに知っていることを聞くことになりますが、メモを取るなりしてしっかりと聞く姿勢が大切です。

ここで「なにか質問ありますか?」とあなたが質問をするチャンスがあります。

会社紹介に限らず、質問を促されたらできる限り質問をすることがポイントアップにつながります。

質問と言っても、なにか相手がハッとするような特別なものである必要はありません。

例えば、会社名の由来とか、メインとなる事業とは結びつかない変わった事業にも取り組んでいる場合はその理由など、些細なことでも大丈夫です。

面接官が質問からあなたのことを知ろうとしているのと同じように、あなたが質問から応募した会社を知ろうとすることは、採用側にとってもあなたの本気度を測ることができます。

会社のことをよく知らないのに「御社で仕事をしたいです」と力説されても、違和感しかありませんからね。

人間性の適正確認
チェックされるポイント
  • 新しい仕事や会社に対する情熱
  • 仕事に対する考え方や姿勢
  • 将来への目標や勉強していく意欲
  • 自社とのマッチング
質問例
  • 自己紹介/自己PR
  • 長所や短所
  • 志望動機
  • 退職理由

社会人としての適性や仕事に向かう姿勢、これからの成長など自社とのマッチングをチェックします。

ここでは定番的な質問がほとんどになりますので、しっかりと準備しておきましょう。

ポイントは「応募先企業とのマッチング」です。

新卒採用と中途採用の大きな違いは、中途採用の場合は採用する職場と仕事が決まっているという点です。

もちろん、採用後の適正によっては違う業務に就くこともありますが、職場も業務も決まっていないのに中途採用をすることはあまりありません。

つまり、採用する人のポストはすでに決まっていますので、面接ではそのポストにふさわしいかどうかという視点で先行が行われることになります。

たとえ応募者が優れたスキルを持っていたとしても、そのスキルがポストに合っていなければ採用されません。

つまり、ここでアピールすべきは「私はこんなに素晴らしい人物なんです」ではなく「私はあなたが求めている人材とこれだけマッチしています」ということです。

職務能力の確認
チェックされるポイント
  • 実務経験
  • スキル
  • 業務での実績
  • 問題発生時の対応能力
質問例
  • 前職の業務内容
  • 持っている資格
  • どのような実績があるか?
  • 困難に直面したときの対処

業務を行う上での能力についてチェックします。

ここでのチェックポイントは、経験者採用と未経験者採用では大きく変わってきます。

経験者採用であれば、募集している業務に関する実績やスキルなどが問われますが、未経験者採用では実績やスキルがないのは当然です。

その為、未経験者の面接では、どのようなスキルを持っているかという視点ではなく「どのような考え方で仕事をしてきたのか?」などの業務に対する姿勢や考え方をチェックします。

ただ漠然と業務の紹介をするのではなく、そこで何を学んでこれからそれをどう生かしていくのかということをアピールするようにしましょう。

ポートフォリオの確認
チェックされるポイント
  • 未経験の業務に対する情熱
  • 自力で作ったものか?
  • どのような技術を使ったか?
  • どのような工夫をしたか?

転職エージェントとして対応していると「未経験者採用なのにポートフォリオが必要なの?」と聞かれることがあります。

結論としては、未経験であってもポートフォリオは必要です。

逆の立場になって考えてみてください。

2人の応募者がいたとします。

一人は「プログラムとかよく知りませんが、プログラマーに興味があります」という人。

もう一人は「プログラムはよく知りませんが、自分なりに勉強してこんなものを作ってみました」という人。

あなたならどちらを採用したいですか?

余計な知識のない真っ白な人の方が教育しやすいなんて考えを持っている人もいますが、私なら間違いなく後者の方を採用します。

その理由は2つ。

  • 新しい仕事に対する情熱を感じられる
  • 自ら勉強しようとする姿勢を感じられる

あなたが目指しているITエンジニアは、常に新しい技術にアンテナを立てて、吸収していく必要があります。

それに必要な素質は「情熱」と「自ら勉強していく姿勢」です。

未経験であるなら、最低でもその2つの要素がなければ採用しても成長していくことはできません。

ポートフォリオでは、技術力の高さや完成度ではなく、いかに情熱を注いでそれを作り上げたかが重要視されます。

それを確認できるのがポートフォリオということですね。

正直言って、ここで簡単なポートフォリオも作れないようであれば、プロのITエンジニアになるのは難しいと考えてください。

採用条件の確認
チェックされるポイント
  • 勤務地や勤務体系、残業など具体的なマッチング

ここでは勤務地や転勤、海外赴任の有無、休日や残業の有無など勤務条件などの確認が行われます。

先ほど、面接は企業とあなたのマッチングを測るものと書きましたが、それは企業から一方的にマッチングを測るのではなく、あなたからも就職先としてあなたの条件とマッチングしているか図ることも重要です。

例えば、家の都合で海外赴任はできないのに、入社してみたら海外赴任を打診されたとか、県外に転勤を命じられたというように、ミスマッチを防ぐことも大切です。

応募者が転職先を選り好みするのは難しいという事情もあります。

本当は嫌だけど、命じられたら海外赴任も転勤も仕方なしであれば問題ありません。

しかし、面接時に「海外赴任できます」とアピールしておきながら、入社したら「やっぱり海外赴任はしたくなりません」となるのは決していいことではありません。

給与条件などの確認

給与や賞与などの条件の確認を行います。

給与体系が明確になっている企業の場合は入社時の主任などの等級を、年俸制の企業の場合は年俸などの交渉が行われる場合があります。

ただし、採用条件に給与の条件が記載されている場合は、交渉ではなく確認で終わる場合もあります。

不明点の確認

最後にあなたから質問をする機会があります。

「特にありません」ではなく、積極的に質問をするようにしましょう。

ここでも、準備としていくつか質問を考えておくと、スムーズに質問をすることができます。

ただし、その企業のホームページを見れば書いてあるような内容を質問するのは避けましょう。

「この人は会社のことよく知らないで応募してきたのかな?」とマイナス印象となってしまいます。

まとめ

面接の流れを把握しておくことは、面接対策として基本となります。

今回紹介した内容をしっかりと頭に叩き込んで面接に挑みましょう。

面接の流れ以外にも、面接に向けて準備しておきたいことがあります。

詳しくは下記の記事で紹介していますので、参考にしてください。

転職面接は準備で8割決まる?押さえておきたい6つのポイント

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