知らないと損?転職エージェントとハローワークの違い

転職をするときに多くの人が利用するサービスがハローワークと転職エージェントです。

意外と知られていないのがハローワークと転職エージェントの違いです。

それぞれの違いや特徴をしっかりと把握し、場合によっては両者を併用することで、転職を圧倒的有利に進めることもできます。

逆にそれを知らないと損することも。

今回はハローワークと転職エージェントの違いや特徴、併用するときのポイントを人事担当者目線で解説します。

転職エージェントとハローワークの違いは公共と民間の違い

転職エージェントとハローワークの最大の違いは、転職エージェントは民間企業、ハローワークは公共のサービスということです。

その為、下記のような違いが出てきます。

転職エージェントハローワーク
経営民間公共
店舗数少ない多い
求人数多い多い
転職サポート専門的なサポート一般的なサポート
職業訓練
手続き
なしあり
雇用保険
手続き
なしあり
社会的弱者
へのサポート
あり企業による

経営

転職エージェントハローワーク
経営民間公共
  • 転職エージェント:民間企業
  • ハローワーク:公共サービス

転職エージェントは民間企業が運営し、ハローワークは公共のサービスで、厚生労働省設置法第23条に基づき設置される「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関です。

法律により、民間であろうが公共のサービスであろうが求職者、つまりあなたから手数料や紹介料を徴収することはできませんので、どちらも無料で利用できます。

ただ、ハローワークは税金で運営されていますので、はっきり言ってしまえばあなたが転職に成功しようが失敗しようが職員的にはあまり関係ありません(もちろん熱心にサポートしてくれる職員さんが多いです)。

民間企業である転職エージェントは、転職に成功すれば求人企業から手数料を貰えます。

逆に考えると、転職を成功させないと転職エージェントの企業は経営が成り立ちませんので、全力であなたの転職が成功するようにサポートしてくれます。

ハローワークの担当者と転職エージェントのアドバイザーでは、アドバイザーの方が熱心に対応してくれるという話を聞いたことがあると思いますが、その辺が理由ですね。

店舗数

転職エージェントハローワーク
店舗数少ない多い

ハローワークは国の機関ですので、不公平にならないように基本的にすべての都道府県に店舗(拠点)があります。

令和4年度4月現在では、ハローワーク本所が436拠点、出張所が95拠点、分室が13拠点となっており、トータルで544拠点となっています(データ引用元:厚生労働省 公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績)。

それに対し、転職エージェントは企業にもよりますが、拠点はそれほど多くありません。

ただし、現在ではリモートによるサービスが主流となってきていますので、近くに店舗が無いからと言って大きなデメリットになることは少ないでしょう。

求人数

転職エージェントハローワーク
求人数多い多い

求人数は圧倒的にハローワークが多いですね。

転職エージェントの場合、求職者であるあなたは無料でサービスを利用できますが、求人を出した企業が手数料などを支払う必要があります。

それに対し、ハローワークは求職者も求人を出す企業も無料で利用できます。

その為、多くの企業はハローワークに求人を出すので、当然求人数も多くなりますよね。

ただし、求人数が多いからと言って、転職の成功率が高くなるわけではありません。

実際にハローワークで求人情報を検索したことのある方なら知っていると思いますが、希望する条件を指定してくと、あっという間に求人数は少なくなってしまいます。

つまり、最終的に応募したいなと思う企業はどちらも同じくらいの件数になってしまうということですね。

条件は付けないので、とにかく転職したいという方にはハローワークの方がいいでしょう。

転職サポート

転職エージェントハローワーク
転職サポート専門的なサポート一般的なサポート

転職サポートに関しては、転職エージェントの方が圧倒的に手厚いですね。

もちろん、ハローワークもある程度のサポートはしてくれますが、担当者は転職の専門家というわけではありませんので、アドバイスも一般的なものとなります。

それに対し、転職エージェントは転職を成功させることでご飯を食べているプロですから、アドバイザーの能力はもちろん、企業としてのノウハウも構築されていますので、個人に合わせた適切なサポートをしてもらえます。

職業訓練手続き

転職エージェントハローワーク
職業訓練
手続き
なしあり

転職エージェントは民間企業ですので、公共機関が行っている就業訓練へのあっせんはできません。

転職エージェントによっては、独自のプログラミングセミナーを実施しているところもありますが、多くは有料となっています。

公共機関が実施している職業訓練は基本は無償で受講できますので、非常にありがたいですよね。

実施する内容は転職エージェントが主催するセミナーも職業訓練も似たような内容です。

雇用保険手続き

転職エージェントハローワーク
雇用保険
手続き
なしあり

雇用保険手続きもハローワークでないとできません。

事情により会社を辞めてから転職活動をする場合はタイミングによっては雇用保険を貰えますので、その場合はハローワークに行って登録しましょう。

社会的弱者へのサポート

転職エージェントハローワーク
社会的弱者
へのサポート
あり企業による

社会的弱者とは、身体に何かしらの障害があり、通常の業務遂行が難しい人で合ったり、50代など一般的に転職が困難な場合を指しますが、そのような方の転職はハローワークの方が強いですね。

転職エージェントとハローワークのメリットとデメリット

転職エージェントとハローワークそれぞれのメリットとデメリットを一覧にまとめてみました。

転職エージェントハローワーク
メリット・利用は無料
・履歴書のアドバイスあり
・面接のアドバイスあり
・求人企業に詳しい
・非公開求人がある
・交渉を代行してもらえる
・特定のジャンルに強い
・同じ担当者
・担当者のスキルが高い
・技能セミナー(有料)がある
・土日にも対応してもらえる
・利用は無料
・履歴書のアドバイスあり
・面接のアドバイスあり
・求人数が多い
・様々なジャンルの求人がある
・雇用保険の手続きができる
・職業訓練に通える
・異なる場所のハローワークでも同じサービスが受けられる
デメリット・求人数が少ない
・求人のジャンルが限られている
・雇用保険の手続きができない
・職業訓練に通えない
・担当者のスキルが低い
・求人は自分で探す
・求人票の条件と現実が違うことがある
・求人企業の情報は自分で調べる必要がある

上記に上げがメリットとデメリットは代表的なものであり、特に転職エージェントは企業によってサービスの内容は変わってきます。

それを踏まえた上でも、転職エージェントとハローワークではそれぞれメリットとデメリットがあります。

どちらが良くてどちらが悪いということはありませんが、このメリットとデメリットをしっかりと理解しておく必要があります。

ただ、双方を併用することで、それぞれのデメリットを相殺することもできますので、可能であれば両方活用することをお勧めしています。

転職エージェントとハローワークどちらを選べばいい?

転職エージェントとハローワークにはそれぞれメリットとデメリットがあることは前項で紹介しました。

では、どちらを選べばいいのか?という話になると思いますが、答えは「両方を併用する」です。

転職エージェントを選んだらハローワークは利用できないなんてことはありません。

当然逆も然りですね。

ですので、それぞれのデメリットを相殺するために、両方のサービスを併用することをお勧めしています。

特に、すでに会社を辞めている場合は、自己都合か会社都合かによってもらえるタイミングは変わりますが、失業保険を受け取ることができます。

収入がなくなってしまうとついつい焦ってしまい、冷静な判断ができなくなってしまいます。

失業保険を貰いながら、落ち着いて転職活動をするのがポイントですね。

ただし、働きながら転職活動をする場合は、失業保険はもらえませんし、主に平日の日中に実施される職業訓練にも通うことができませんので、その場合は転職エージェントだけを選んでもいいでしょう。

併用時のポイント

転職エージェントとハローワークを併用するときのポイントを紹介します。

  • 双方の担当者に併用することを伝える
  • それぞれの目的を明確にする

双方の担当者に併用することを伝える

それぞれの担当者に、2つのサービスを使用していることを伝えておくことが重要です。

伝えておかなかったことで、なにかペナルティーがあるわけではありませんが、サービスを併用していることを伝えておくことで、より的確なサポートを受けることができます。

ハローワークは公的なサービスですので、あなたの転職が決まろうが失敗しようが担当者の給料は変わりませんので、担当者としては併用していることへのデメリットはありません。

逆に転職エージェントはあなたの転職が成功しないと企業として利益が出ませんので、より熱心にサポートしてくれるかも・・・

それぞれの目的を明確にする

2つのサービスを併用する場合は、それぞれの目的を明確にすることが成功のポイントです。

例えば、もしあなたが「私はSEになる為に転職する」という明確な目標があるのなら、特定のジャンルに強い転職エージェントで求人を探し、ハローワークは失業保険や職業訓練を受けるために利用するときっぱりと割り切ります。

逆に、SEになりたいけど、他のジャンルにも興味があるよという場合は、SE関係は転職エージェント、その他のジャンルはハローワークという形で、それぞれ利用する目的を持ちましょう。

そうすることで、無駄な時間や無駄な労力を使うことをさけることができます。

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